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幼児・小児期の歯科治療
幼児・小児期は、これからの長い人生の基礎をつくる時期です。生涯健康な口で過ごせるよう、ご家族の方は乳歯のころから丁寧に歯磨きし、お子さまがよく噛めるようにし、まんべんなく栄養を摂れるようにしてあげましょう。指しゃぶりや悪い咬み癖などにも注意しましょう。
乳歯は永久歯に生え替わりますが、だからと言って虫歯になって良いわけではありません。乳歯は、後から生えてくる永久歯に大きな影響を及ぼすので、乳歯が健康であることはとても大切です。永久歯へと生え替わる時期は、きれいな歯並びをつくるための大切な時期です。この時期の管理をしっかりして“良い噛み合わせ”を育てあげれば、将来矯正治療をせずにすむことも考えられます。
お子さまが生涯健康な口で過ごせるよう、口の健康管理をしていきましょう。
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- 乳幼児期のチェックポイント
- 1.虫歯はできていませんか?
- 2.よく噛んでいますか?
- 3.好き嫌いはありませんか?
- 4.リズムのないダラダラ食べはしていませんか?
- 5.仕上げ磨きはしてあげていますか?
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- 幼小児期のチェックポイント
- 1.歯磨きの習慣はできていますか?
- 2.急に虫歯が増えたということはありませんか?
- 3.言葉をはっきりと発音していますか?
- 4.口を閉じて、鼻で呼吸をしていますか?
- 5.指しゃぶりなどの悪い癖は残っていませんか?
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- 少年・少女期のチェックポイント
- 1.永久歯はしっかり生えてきましたか?
- 2.歯並びは大丈夫ですか?
- 3.歯肉から血が出ませんか?
- 4.お子さまは自分で歯磨きできていると思いますか?
子どもの矯正治療
子どもが行なう『小児矯正』は、乳歯の時期や、永久歯が生え揃ってすぐに行なう矯正治療です。大人の矯正治療は、顎の骨の成長が終わってから始めるので、歯だけしか動かせません。しかし子どもの時期に始めると、歯だけでなく顎の骨も動かせるので、正しい歯並びと噛み合わせになるようコントロールでき、大きな効果を得られます。
矯正治療には、審美面の改善以外にも、噛み合わせを良くして全身のバランスが整うなど、美しさだけでなく全身の健康の回復・維持させる目的があります。それを子どもの時期に行なうことで、将来、美しく健康な口をつくることができます。
いわゆるすきっ歯や八重歯などは、審美的な問題があるだけでなく、食べ物をよく噛むことができず、うまく飲み込むこともできません。また、話すことにも不具合が生じます。そのような事態を避けるために、乳歯から永久歯に変わる時期に、『T4K』というマウスピース使って、噛み合わせの誘導を行ないます。
永久歯の生えてくるタイミングに合わせて噛み合わせをコントロールできるので、永久歯列になってから矯正治療を行なうよりも、苦痛がありません。また、成長時の口の機能圧を利用するので、自然に近い形で噛み合わせを作れます。後戻りが少ないのも特徴です。
『プレオルソ』はマウスピース矯正のひとつで、シリコン素材の上下一体型のマウスピースを使います。マウスピースといっても、歯型を取る必要がなく、お子さまに合った形状のマウスピースを選び、熱を加えてぴったり合うよう調整するものです。顎が成長する幼少期に使うことで、大きな効果が期待できます。
素材が軟らかいので、フィット感に優れ、違和感や痛みがほとんどありません。また、取り外せるので、装着は日中1時間と就寝中だけとなり、食事や歯磨きも差し支えなくいつも通り行なえます。
『床矯正』は入れ歯のような形の矯正装置で、粘膜を覆う床(しょう)に埋め込んだねじやばねで歯列を左右に広げて拡大し、歯を動かします。主に、乳歯の時期、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に使われます。
特に出っ歯、八重歯、混合歯列期の過蓋咬合(上の歯が下の歯を深く覆っている状態)などに効果的です。
取り外せるので、日中は装着しなくてもよいのですが、装着時間が短いと効果が現れにくくなるため、外すのは食事や歯磨きのときだけにし、1日12時間以上装着する必要があります。